こんにちは、パーチャルファイターです。
今回はこの1年間療育を経験してきた中で、
子どもの発達障害の診断受けといて良かった~
と思えた事をお話しします。
たった1年???短いじゃん!
と思われる方、確かに正解です!
もっと長い期間、療育を頑張られている先輩方は沢山いらっしゃいますし、尊敬しています。
ただ、療育の1年目は今まで自分たちが思い描いてきた子育てとはかけ離れる事が多く、様々な葛藤や思いがあります。
1年間はとても長く充実した期間だと感じました。
この1年間の中で我が家では、
息子⇒ASD(自閉症スペクトラム症、アスペルガー症候群) ADHD(注意欠陥多動性障害)の併発
娘⇒ASD(自閉症スペクトラム症、アスペルガー症候群)
の診断を受けました。
診断を受けるきっかけとなった記事のリンクを貼っておきます。
療育物語【第1章】~第1話~息子の発達障害診断を受けに行ったきっかけ①
療育物語【第1章】~第2話~息子の発達障害診断を受けに行ったきっかけ②
つらい事も多くありましたが、それをも大きく上回る良かった事が多いのも事実です。
うちの子発達障害なのかな~?
もし、俺の子どもが発達障害だと、どうしよう~
そんな方々に、
是非とも観て頂きたい記事を準備しました!
結論としまして
はじめにこの記事の結論ですが、
発達障害の診断を受けて良かった事 3選
1.学校や保育園から、理解を受けた対応をしていただける
2.考えの視野が広がる
3.自分の子どもへの接し方が改善される
これら3点です。
またまた~、これだけキレイ事だけ並べちゃって~
困る事もあるんじゃないの~??
強いて言えば世間の目くらいかな?
でも、世間の目よりも子どもの未来の方がはるかに大事だと自分は思いますよ!
自分のイメージですが、世間では発達障害への理解はまだまだ薄いのかなと思っています。
人の特性上、自身が関係してこないと理解するのはなかなか難しいかなと思っていますので、そこはやむ得ないかなと思っています。
ですが、それぞれ自分の人生を生きています。
子どもの未来を良くしていきたいと考えるのであれば、世間の目よりも「この子の為に自分にできる事は何か?」を大きく優先して子どもと向き合っていく事が大事だと思います。
自分は療育歴1年の「ひよっことっつあん」ではございますが、子どもの未来の為に迷っている方々の背中を押し、発達障害への理解者を1人でも増やしていけたらと思い、記事を書きます。
それでは、本題に移ります。
学校や保育園から、理解を受けた対応をしていただける
大まかな流れとしましては、
1.病院で診断を受け、診断書を受け取る
2.学校・保育園に診断書を渡す
3.診断された事を理解した上での対応をしていただく
となります。
診断書には、その子の特性について事細かに書いてあります。
病院にもよりますが、書いてある内容は
1.診断名
2.症状の特徴
3.検査を受けた時の様子
4.その子の向き合い方について
等が書かれております。
それをもとに先生方からその子へ対応していただきます。
対応の内容としては、
1.先生と親との対話環境の充実
2.その子に合わせた対応
の2点です
事例を上げます。
1.先生と親との対話環境の充実
まず、自分の子が通っている小学校では、授業中にフラフラと教室の外に出歩く児童を数名見掛けます。
その子達は実際に発達障害なのかどうなのかは分かりませんし、その子達にはそれなりの事情があってそのように行動してると思いますので、その子達の行動が悪いとは言いません。
ただ、聞く話によりますと、その子達はクラス内で孤立しているというのは耳にします。
自分の息子も小学校1年の1・2学期は教室の外に出歩く事が有り、学校の外に出てしまう事も有りました。
しかし、3学期に入ってからは外を出歩く事がなくなりました。
先生方は診断書に目を通されてますので、出歩く事や普段の行動に対してどういう風に対処していくかを話し合っていき、色々な声掛けや処置等の対応を重ねていき、3学期になってからは授業中に出歩く事が無くなりました。
それが息子にとって成功体験となり、日々自信が付いてきてます。
少し前までは「自分なんて・・・」と言ってたのも、いつしか無くなってきています。
2.その子に合わせた対応
保育園に通っている自分の娘はとても大人しく、外ではあまり自分を出せないタイプです。
大人しいがゆえに目立たない子でも、先生方に診断書を提出する事により、その子を見てもらいやすくなります。
小学校に入学するに当たってどのようなコースに進ませるかを話し合いやすくもなります。
また、先生にもよると思いますが、動揺する親に対しても安心できるよう声掛けを頂いたりもします。
診断結果が出た次の日に自分が娘を保育園に送りに行った時に、担任の先生から
お母さんはお気持ち大丈夫でしたか?
病院からは我々はどのようにしていくべきかおっしゃってましたか?
と聞いてこられました。
恥ずかしながら、この時の自分はサラっとしか診断書を見れてなく、
すみません、あまり診断書が見れてなくて・・・
帰りに診断書をお渡しします。
となんとも情けない返答しかできず・・・😥
ちゃんと把握しときなさいよ!
自分の子どもの事でしょ?
すみません・・・
そして、帰りに妻が迎えに行った時には別の先生に娘を見ていただいて、その間に診断書を見ながらどのようにしていくかの話し合いをしていただいた。
この辺りは保育園・先生にもよりますが、診断書を見せる事によりしっかり対応していただける印象を受けました。
これだけいたれりつくせりなら、
学校・保育園や先生達に丸投げで良さそうじゃない??
そんな事はありませんよ。
あくまで、療育の主役は我々です。
こちらがどうして行きたいかを忘れてはなりませんよ。
学校・保育園・先生方との信頼関係を築くには、あくまでこちらが主体的に考えなければなりません。
ただ、悩める時は相談しましょう。
特に学校だと保育園よりも児童数も増えてくるので、先生は見るのが大変になってきます。
※学校によりますが・・・
その時は学校のスクールカウンセラーや教育委員会の方々に相談という選択もあります。
考えの視野が広がる
病院に診断を受ける時に、発達障害の内容について教えていただけます。
その内容は療育だけでなく、会社などの社会生活でも大きく役に立ちます。
世の中には、様々な事情で色々な特性を持った方々がいます。
中には、ミスが多い人や忘れがちな方や世間でいうKY発言をしてしまう等、様々な方がいます。
その中には、自分では分かってるのに特性には逆らえずに苦しんでいて、更に理解されずに「何だあいつは!?」と疎外されて苦しんでいる方も多くいます。
実際に自分も療育を始める前は勉強不足で理解してない側の人間であり、そういった方々に心無い接し方をしてしまった経験があります。
おいおい、あれだけエラそうに語ってきた
パーチャルはそんなんなのか??
説得力ゼロじゃん!!
それについては反省してます。
ただ、反省したところでそれで傷付いた方々の気持ちは変わりません。
自分にできる事は一生詫びながら、
そういう方々を理解し、今後行動していく事です。
自分自身、子どもの診断を受けた事により、
「特性上苦しんでいる方々がこの世にはいるんだ」
という理解をする事ができ、それは人間関係において強力な武器になると誇れます!
「理解できない人を理解させよう」
という事はハードルが高いですが、自身を変える事ならできると考えます。
診断を受け入れる事は社会を生きる上でも、大きなメリットとなるかと考えれます。
家の事はおまえに任せてるんだ!
俺は家の為に働いて忙しいんだよ!
と考えられてる方、
お仕事大変ですよね?
ここを理解すれば仕事面でもきっと上手くいきますよ(^^)
自分の子どもへの接し方が改善される
「特性上どうしようもない」
そう考えれば、子どもを感情的に叱る事も大きく減ります。
と言いますか、感情的に叱っても何も得るものは有りません。
自分の経験ですが、
この子は苦しんでいるんだ!守ってあげよう!
と考えれるようになり、診断を受ける前よりも我が子が可愛く思えるようになりました。
ただ、残念ながら気分によっては感情的に当たってしまう事もたまには有ります。
そういったときには、
1.1人で抱え込まない
2.自治体の機関に相談する
3.「子どもにどうなって欲しい」よりも「自分がどうしたいか」に目を向ける
の3点をやっていくと良いかと思います。
1.1人で抱え込まない
まず、夫婦で子どもと向き合っていく事が大事です。
学校や保育園、家での出来事は共有していく事が大事です。
また、発達障害に限らず子育てからの気分転換も大事です。
ちなみに我が家では、「男活」という息子と2人で出掛ける活動をしています。
それにより、家族それぞれ気分転換をするようにしています。
※感染対策しながら活動してます。
また、子育て経験のある友人や親等に相談するのも有りです。
療育経験は無くとも、子育てで悩まれる方は大勢いらっしゃいます。
多少愚痴っても宜しいかと思います。(愚痴り過ぎには注意)
その中で良い考えが見つかる事もあります。
2.自治体に相談する
ただ、諸事情によりそれができない環境もございます。
であれば先生やスクールカウンセラー、教育委員会等自治体機関に相談していくのも有りです。
我々は納税の義務が有ります。
裏を返せば、そういった国や地域に助けて頂く義務も存在すると自分は考えます。
抱え込まずに相談していきましょう!
3.「子どもにどうなって欲しい」よりも「自分がどうしたいか」に目を向ける
子どもに言うこと聞いて欲しい
子どもに立派な大人になって欲しい
と考える方、とても大事な考えだと思います。
ただ、自分の子であっても人をコントロールするのは難しいです。
子どもにもそれぞれ考え方がありますし、子どもには子どもの人生があります。
そこでの親の役目は、子どもの考えをベースに親自身がどうするかではないでしょうか?
自分自身、自分の考えよりも親の考えを通される事が多々あった事が有ります。
そこから大人になって、仕事面で適正な判断ができなかったり、言いくるめられる事が多々あり、苦労しました。
だからこそ、自分の子どもの考えは最優先で尊重していきたいと考えてます。
もちろん、いけない事は叱らないといけませんが。
一方で、自分をコントロールする事は子どもをコントロールするよりはるかに簡単です。
自身が子どもの為にできる事は何か?に着目し、行動していけば良いかと思います。
さいごに
上記でも書きましたが、発達障害への理解はまだまだ少ないかと考えます。
しかし、ネットの普及や先人たちの積み上げにより理解も増えてきている事も事実だと考えれます。
発達障害に限らず、未知の事を受け入れる事は非常にハードルが高いです。
しかし、一歩を踏み出せば子どもたちの未来はもちろん、自身の未来も変える事ができると思えます。
自分自身もまだまだ未熟です。
だからこそ、皆さんと一緒に頑張っていきたいです。
ここまで見ていただき、ありがとうございます。
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