我が子の言葉の発達にお悩みの方へ、言語訓練について紹介します!

療育
<span class="fz-16px">悩むママさん</span>
悩むママさん

・周りの子と比べてうちの子は言葉の発達が遅い

・うちの子と会話が嚙み合わない

<span class="fz-16px">パーチャル</span>
パーチャル

であれば、

発達障害の診断を受け、

お子様の言語訓練に参加する事をおススメします。

訓練に参加した事により、『発達障害の子どもが幸せに生きる為に親にできる事は何か?』を学ぶことができました。

この記事では、発達障害(ASD)の娘と一緒に児童精神科で行っている言語訓練に参加した経験を下記の通り紹介します。

Ⅰ.発達障害の診断から訓練を受けるまでの流れ

Ⅱ.発達障害の特性について

Ⅲ.言語訓練の概要

Ⅳ.訓練の流れと学び

Ⅴ.最後にお伝えしたい事

  

 

発達障害の診断から訓練を受けるまでの流れ

 

 訓練を受けるまでの流れを説明します。

まず娘が発達障害の診断を受けるきっかけとなったのは、同年代の子と比べて言葉や会話能力の発達が遅れていると感じたからです。

娘が保育園年中の時に見て頂いた担任の先生は、発達障害の知識がある方でしたので、

「もし何か発達障害の可能性が有れば教えて頂きたいです。」

とお願いしていました。

そういった視点で見て頂き、診断を受ける事を勧められて行動に出ました。

結果としては、『ASD』の診断を受けました。

事実を受け入れ、娘の為・自分達親の為にも『言語訓練』を受ける運びとなりました。

 診断は『児童精神科』の病院で受けます。

診断の流れは

①診察を受ける旨を病院に連絡

②子どもの出生から現在までの普段の生活や発達について書類に書き病院に発送

③子どもの遊ぶ様子を見ながら精神科の医師と親の面談

④後日、医師と親の面談にて診断を告知される

⇒この時に『言語訓練』の紹介を受ける

となります。

 事実を受け入れる事はとても勇気が必要です。分かります。

それでも自分は、

そういった可能性が考えられるのであれば診断を受ける事を一貫してお勧めしています。

診断を受けて良かったと思えた経験をこちらの記事にて紹介しています。

子どもの未来を救う為にも自分は強くお勧めします。

事実を受け止めた上で子どもの為にしていく事を検討し、行動(言語訓練等)を行うのです。

発達障害の特性について

 訓練での経験を紹介する前に話題が逸れると思いますが、発達障害について少しお話しします。

発達障害には様々な特性があります。

  • ASD(自閉スペクトラム症)
  • ADHD(注意欠如・多動症)
  • LD(学習障害)
  • チック症
  • 吃音

等があります。

詳細につきましては下記に厚生労働省のHPリンク先を貼りつけてます。

ご案内

その中でも1人1人性格も異なる為、自分の子の経験が全ての発達障害の子どもに当てはまるとは言えません。

ただ、一部でも当記事を参考にして頂き、皆さんの子育て・療育に活かせていけたら幸いです。

それでは本題に戻ります。

言語訓練の概要

 

 自分の娘が通院した病院を例に概要を説明します。

  • 目的⇒『子どものコミュニケーションの土台作り』
  • 回数⇒隔週3回
  • 時間⇒約1時間
  • 料金⇒保険診療内(参考までにうちは〇〇円) 
  • 持ち物⇒医療証、保険証、おやつ、飲み物

 方法としましては、言語聴覚士の先生と子ども、親の3名で行います。

先生と子どもで勉強や遊びを通してコミュニケーションの土台作りをしていきます。

親はアンケート式の問診票を書きながら訓練の様子を見ます。

注意点としまして、どもがやっている事に対して親の口出しは禁止されています。

<span class="fz-18px"><span class="fz-16px">チア子</span></span>
チア子

どもの自立心を育てる為だね。

訓練の流れと学び

  

 それでは、訓練の流れを説明します。

その中で子どもと向き合う上でどんな学びがあるかも説明します。

入室~準備

 入室の時から訓練は始まってます。

持ってきた荷物を決められたスペースに置きます。

スペースには何を置くかの絵が描いてあります。

例)履物やリュック等の絵

【学び】 

 決められた場所に片付けできるようにする為の練習となります。

探す時間を減らせるようする為です。

子どもにとって中学に上がってからは忙しくなります。

忙しい時間を効率良く過ごせるようになる為にも必要なスキルとなります。

<span class="fz-16px">パーチャル</span>
パーチャル

小学校卒業までに身に付ける必要が有ります。

始まりの会

『絵付きのスケジュール表』が準備してあり、子どもにこれから何をやるかを説明します。

【学び】

これから何をどういう流れでやっていくのか?

こういった見通し立てていく事は、不安解消に必要不可欠となります。

絵や文字を見せて説明し、見通しを立てる事がポイントです。

勉強

 絵カードやパズル等のゲームをしながら先生と勉強をします。

例えば、子どもが絵の中のレイアウトを説明して、それを先生が説明を元に絵を完成させていくゲームをします。

↓この時に使用したゲームはこちらになります。↓

【学び】

 子どもに説明スキルを身に付けさせる事ができます。

自分の娘は、保育園での出来事を聞いてもあまり話してくれません。

先生の話によりますと、

目に見えるものは説明できるが過去にあった出来事等の説明が今は苦手との事でした。

まずは、手に持ってる保育園で作った作品等を見ながら、

「保育園で何を作ったの?」

と聞くと良いです。

そういった問い掛けを繰り返していけば、説明スキルが身に付くようになります。

<span class="fz-16px">パーチャル</span>
パーチャル

娘は訓練から半月後に「保育園で八百屋さんやった」

と説明できるようになってきました。

休憩

 勉強の後は5分ほど休憩を取ります。

休憩時は写真のウォーターマットを枕にして横になります。

 このマットで横になると、癒し効果で体を休める事ができます。

また、時間はこちらのタイマーで計ります。

このタイマーは時間が過ぎる毎に色の部分が減ってきます。

それにより、視覚で残り何分か見えるようになります。

いづれもアマゾン等で購入可能です。

【学び】

 勉強等で疲れて休憩する時は時間を決めて横になってジーっとすると良いです。

この時はスマホ等を見ずに横になる事に専念します。

特性によっては作業に膨大なエネルギーを消費される方もいます。

決まった時間内で全身を休め、次に備える事が大事です。

遊び・おやつ・帰りの会

 休憩後はおもちゃで遊んでから持参したおやつを食べます。

その間に問診票を基に、親から先生への質問をする事が出来ます。

最後に帰りの会をその日の訓練を終えます。

以上の訓練を3回、同じように行い、訓練結果を踏まえた医師の診察を受けます。

 

親としての学び

 上記での紹介の通り、先生に質問する時間を頂く事が出来ます。

<span class="fz-16px">パーチャル</span>
パーチャル

そこで、

自分の質問と先生から頂いた答えから

得た学びを紹介します。

<span class="fz-18px"><span class="fz-16px">チア子</span></span>
チア子

補足説明は私に任せて!

Q.子どもと会話のキャッチボールができない事に対してどう対処すれば良いですか?

A.まずは、規則正しい生活のルーティンを築く事が大事です。

 ルーティン化する事により生活パターンの見通しが立ち、会話のキャッチボールをしやすい環境ができます。

<span class="fz-18px"><span class="fz-16px">チア子</span></span>
チア子

その上で物を見せながら会話すると

良いのよね

Q.間違って覚えて使っている言葉はどう対処すれば良いですか?

A.教えてあげると良いが、傷付けない声掛け・やり方で対処すると良いです。

<span class="fz-18px"><span class="fz-16px">チア子</span></span>
チア子

何度も直されると喋る事へのストレスとなるのよ

だから程々にね

Q.独り言はどう対処すれば良いですか?

A.会話か独り言か理解させる為基本的にはスルーします。

<span class="fz-18px"><span class="fz-16px">チア子</span></span>
チア子

こっちを向いたら反応してあげようね

Q.小学校入学前ではどういう遊びをすると良いですか?

A.ボール遊び等関わりを持つ遊びが良いです。

勝ち負けが付く遊びはなるべく避けた方が良いです。

<span class="fz-18px"><span class="fz-16px">チア子</span></span>
チア子

勝ちへのこだわりが付いてしまうから

避けた方が良いよ

Q.タイプが違う兄弟がいる時はどう育てた方が良いですか?

A.基本的には別々で行動して遊ばせた方が良いです。(両親が分担してみる事がベスト)

 同じ空間でも別々の遊びやYouTube視聴も選択の1つになります。

 食事時等に顔合わせてお互いの何をしたか話すと良いですね。

<span class="fz-18px"><span class="fz-16px">チア子</span></span>
チア子

お互い干渉させない事がポイントだね

 ちょっと番外編です。

 息子(ADHD・ASD併発)も年長の時に同様の訓練を受けました。

当時の息子は失敗すると『自分の頭を自分で叩く』癖がありました。

そこで先生は叩く事を事前予測し、叩く寸前で無言で手を抑えてました。

すると何事もなく訓練は続きました。

また、この時の先生と親の会話は筆談で行いました。

そこで、自分はこのように質問しました。

Q.息子の訓練時は先生と親の会話時は筆談でしたが、理由は何ですか?

A.息子さんは人の会話にとても敏感で、一定のワードに対して敏感に反応し、そこからプラスやマイナスに独自で判断してしまいます。

ですので特にデリケートな話題やマイナスな話題は聞かれないようにしなければなりません。

ですのでこの時は筆談にしました。

家での会話にはくれぐれも気を付けてください。

<span class="fz-16px">パーチャル</span>
パーチャル

まさにプロの対応でした!

最後にお伝えしたい事

 ここまで体験談をお話ししましたが、家庭環境によっては実現が困難なものも有るかと思います。

ですので、

①発達障害の疑いがあれば診断を受け、お子様の特性を理解する

②言語訓練を受けに行く

③訓練時にはお子様の特性や家庭環境に沿った質問をする

こうする事で、最適なお子様との向き合い方が見つかる事でしょう。

 まずは診断を受ける事が大事なのですが、ためらうお気持ちも理解できます。

我が家でも受け入れる事に躊躇し、初めて診断を受けた時にはショックを受けました。

しかし、診断を受けて事実を受け入れて後悔した事は一切ございません。

まずは、一歩を踏み出しましょう!

この記事を読んで頂き、1人でも多くお子様の未来を救えればこの上なく幸いです。

自分も我が子の、そして読者様のお子様の為にも発達障害や子育てに付いて学んでいきます。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます!

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